就任式参加の少女銃撃で暴力集団の2人逮捕 米シカゴ
シカゴ(CNN) 米イリノイ州シカゴで15歳の少女が銃撃を受けて死亡した事件で、警察幹部は12日までに、地元暴力集団のメンバー2人を逮捕したと明らかにした。
逮捕されたのは18歳と20歳の男。殺人1件と殺人未遂2件の容疑をかけられている。警察が情報提供を受け、目撃者の話から2人に行き着いたという。
死亡したハディヤ・ペンドルトンさん(享年15)は先月、オバマ米大統領の2期目の就任式の行事に、高校のバンドの一員として参加していた。
そのわずか8日後、地元の公園で銃撃を受けた。現場がオバマ一家のシカゴの自宅の近くだったこともあり、9日の葬儀にはミシェル・オバマ大統領夫人らが参列。大統領もメッセージを寄せた。
警察は、ハディヤさんに暴力集団とのつながりはなく、はじめから狙われていたとは考えにくいとの見方を示した。
シカゴ市内では昨年、500人以上が銃で撃たれて死亡。今年に入ってからの殺人事件はこれで42件目となった。