核廃棄物施設で新たな漏出、タンク6基で 米ワシントン州
インスリー知事によると、別のタンクでの漏出が新たに見付かったことについて長官はエネルギー省のデータ分析が適切ではなかったとの理由を示したという。
ハンフォードの貯蔵施設の広さは約1518平方キロで、敷地内には計177のタンクが地下に据えられ、今回問題が起きた方式のタンクは149個となっている。
知事は1週間前の漏出発表の際、差し迫った健康被害の危険はないとし、放射性物質を含んだ液体が地下水やコロンビア川に浸透するまでは一定の時間がかかると指摘。その上で、問題解決の重要性に言及していた。
ハンフォードでは1943年、米国が原子爆弾を開発した「マンハッタン計画」の一部が始められ、数千人規模の要員が移ってプルトニウム製造などに当たった。