エリス島、「サンディ」被害で再開めど立たず NY観光の名所

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昨年10月の大型温帯低気圧「サンディ」は米東部などで猛威を振るった

昨年10月の大型温帯低気圧「サンディ」は米東部などで猛威を振るった

ニューヨーク(CNN) 米国立公園局は25日までに、自由の女神と並ぶニューヨーク観光の名所だったエリス島について、昨年10月の大型温帯低気圧「サンディ」で大きな被害を受け、再開のめどは立っていないと発表した。

これに先立ちサラザール内務長官は、7月4日の米独立記念日までに自由の女神像の一般公開を再開すると発表していた。

しかしエリス島については、移民博物館の展示品はほとんど被害を免れたものの、建物の地下が浸水被害に見舞われ、機械系統と消火設備も損傷が激しいという。

国立公園局は、再開に向けた作業を進めており、再開のめどがつき次第発表するとしている。エリス島と、自由の女神のあるリバティ島の修復には合わせて5900万ドル(約56億円)の費用がかかる見通しだという。

エリス島はニューヨーク湾内にあり、1892年から1954年まで米国に到着した何百万という移民の玄関口となった。移民博物館は1990年に開館し、年間300万人の観光客が訪れていた。

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