318億円の宝くじ当選で養育費の未払い発覚
(CNN) 高額宝くじのパワーボールで3億3800万ドル(約318億円)を当てた米ニュージャージー州の男性が、子どもの養育費を払わなかったとして指名手配されていた人物だったことが分かった。パセイク郡の保安官事務所が明らかにした。
保安官事務所によると、宝くじ当選者のペドロ・ケサダさんには2009年に逮捕状が出ていた。5歳から23歳まで5人の子どもがいて、総額2万9000ドル(約273万円)の養育費が未払いになっているという。どの子どもの養育費かは不明。
息子のカシアーノさんによれば、父親は弁護士を雇ってこの問題に「対応中」だという。
養育費不払いで指名手配された人物は、大抵の場合、支払いまたは分割払いで決着させるか、逮捕される。ケサダさんのケースについてはまだ捜査中だとして、保安官事務所はコメントを避けた。
宝くじの運営者によると、ニュージャージー州で600ドル(約5万6000円)を超す金額を当てた人物は、全員が税金やローン、子どもの養育費などの未払いがないかどうかをチェックされる。未払い分は賞金から差し引かれるという。
ケサダさんはくじを購入した時点で賞金を一括して現金で受け取る方式を選んでおり、手取り金額は1億5200万ドル(約143億円)になる。