郵便配達人に最悪の町は? 犬のかみつき被害など 米
ニューヨーク(CNNMoney) 米郵政公社は15日、郵便配達人が民家などで「犬」に攻撃されてかまれる被害に関する報告書を公表し、ロサンゼルスが計69件と最高だったと述べた。
この種の報告書を毎年発表する同公社の報道担当者によると、ロサンゼルスは長年、首位もしくはトップに近い順位に付けており、市としての規模や温暖な気候が要因と見ている。
今回の報告書は昨年9月までの2012会計年度を対象にしたもので、ロサンゼルスに次いだのはテキサス州サンアントニオとワシントン州シアトルの各42件。4位はシカゴの41件で、サンフランシスコ38件、フィラデルフィア34件、デトロイト33件などが続いた。
配達人がかまれる件数は全米規模で5%増を記録。ただ、ロサンゼルスの場合は前会計年度の83件からは減った。
報告書によると、犬に襲われた配達人は計5879人で、うち1人が倒れて頭部を負傷して死亡、別の1人が攻撃された後に心臓発作を起こして亡くなった。
郵政公社によると、犬にかみつかれる被害を受ける米国人は毎年470万人前後で、半数以上が子どもとなっている。
同公社は経営難に陥っており、赤字を削減するため解雇などの対策を講じている。土曜日の配達サービス中止も今年打ち出したが、その後撤回した。
今回の報告書は5月19~25日の全米規模での犬のかみつき予防週間に先立って発表された。