米陸軍がテレビ番組を制作 体験入隊を実録し新兵募集PRへ
ニューヨーク(CNNMoney) 米陸軍は新兵募集の広報活動の一環として、「リアリティー番組仕立て」のシリーズを放映する。入隊を検討している若者らに軍の業務を体験させ、その姿をカメラが追う。
番組は全10話で、6月2日から全米各地で放映が始まる。1話の長さは約23分間だという。
陸軍内部向けの機関紙によると、各回ごとに民間人が兵士らと1週間過ごし、軍での生活が自分に向いているかどうかを考える。それぞれの体験者は番組の最後に「入隊を希望しますか」という質問を受け、答えを出すという。
こうした番組で勧誘を試みる理由として、陸軍報道官は「従来のようなコマーシャルを流しても、18~24歳の若者たちには見てもらえないことが分かった。テレビでもオンラインでもコマーシャルは完全に飛ばされるようになってしまった」と説明する。
番組は動画投稿サイト「ユーチューブ」でも公開される予定。
陸軍は最近、新兵募集用のコンピューターゲームも発表して話題を呼んだ。