オバマ大統領の支持率53%と堅調、税審査問題の発覚後も
ワシントン(CNN) 米国税当局が保守系団体への税務審査を厳しくしていた問題が発覚した後も、オバマ米大統領の支持率は堅調に推移していることが、CNNによる最新の世論調査で明らかになった。
CNNと世論調査機関ORCインターナショナルが17~18日、全米の成人923人を対象に電話で調査を実施し、20日に結果を発表した。
それによると、オバマ大統領の支持率は53%と、4月初めに実施した前回調査の51%とほぼ同じレベルを維持している。不支持の回答は45%だった。
大統領に好感を持っていると答えた人は79%に上った。「大統領は強いリーダーか」との問いに「はい」と答えた人は58%。米軍が国際テロ組織アルカイダのオサマ・ビンラディン容疑者を殺害した直後の時点以来の高さを記録した。
CNNのキーティング・ホーランド世論調査担当ディレクターは、「大統領の人格がいかに大きな役割を果たしているかがよく分かる」と説明。不祥事で逆風を受けるどころか、断固とした対応がプラスに働いている可能性もあると話す。