オバマ大統領の支持率53%と堅調、税審査問題の発覚後も
「大統領は効果的な政権運営ができる」と答えた人は52%と、前回同じ質問をした11年の数字を10ポイントも上回った。「大統領は信頼できる人物か」という質問には58%が「はい」と回答。この数字は09年以降、ほとんど変わっていない。
調査の直前には、内国歳入庁(IRS)が保守系団体の申請した免税措置を通常より厳しく審査していたことが発覚した。これに加えて、昨年9月にリビア東部ベンガジの米領事館が襲撃された事件への政府の対応の問題、司法省がAP通信の通話記録を押収していた問題も浮上し、オバマ政権はこれまでにない窮地に陥っているとの見方もある。
IRSや米領事館襲撃事件については55%、AP問題については53%が「非常に重要な問題」ととらえている。IRSの標的になったとされる保守派の草の根運動「ティーパーティー」には「同情票」が集まったとみられ、支持するとの回答は37%と、3月時点から9ポイント上昇した。
一方、野党・共和党は「不支持」が59%と3月から5ポイント上昇し、過去最悪記録に並んだ。民主党の支持率は3月に比べ、6ポイント上昇している。