米当局、中国人研究者3人を訴追 情報提供の見返りに金銭収受か

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ニューヨーク(CNN) 米国の大学で医療技術の研究をしていた中国籍の研究者3人が、中国政府系機関に研究情報を流す代わりに金銭を受け取っていたとして、米当局に22日までに訴追された。

米ニューヨークの連邦検察によると、訴追されたのはニューヨーク市内の大学でMRI(磁気共鳴断層撮影装置)技術の改良に取り組んでいた31歳から44歳の研究者3人で、それぞれ商業収賄の疑いが持たれている。有罪を言い渡された場合、20年以下の禁錮を命じられる可能性がある。

3人が携わっていた研究は、米国立衛生研究所の助成を受けていた。大学名は公表されていないが、ニューヨーク大学医学部のウェブサイトには、准教授としてこのうち1人の名が掲載されている。

調べによると、3人は医療用画像を手がける中国企業、および中国政府系のMRI研究機関と関係があったとされ、米国での研究から得た秘密情報を、こうした企業や機関に提供。見返りとして旅費、学費、家賃など数千ドルを受け取っていたとされる。

3人のうち2人はニューヨークの自宅で19日に逮捕されて20日に出廷し、保釈金を払って保釈された。残る1人は逮捕される前に中国へ渡航したとみられている。弁護側は今回の訴追について、当局の事実誤認に基づくものだと訴えている。

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