米オクラホマ州にまた竜巻襲来、死傷者 洪水被害の懸念も
(CNN) 米中部オクラホマ州の州都オクラホマシティー付近で5月31日、複数の竜巻が発生、同州の検視当局などによると子どもを含む計5人が死亡、少なくとも71人が負傷した。
オクラホマシティー付近では先月下旬、大型の竜巻が襲来し多数の死傷者が出る災難があったばかり。米国家気象局は今回、オクラホマシティー圏内外で竜巻接近に伴う非常事態を宣言していた。ムーア、ベサニー、ユニオンシティー北部やティンカー空軍基地付近などで竜巻発生が確認された。
犠牲者はユニオンシティーで2人、ユーコンで1人確認され、残り2人が死亡した場所は不明。同州当局は詳しい死傷者数を調べている。
数万人規模の住民が竜巻の避難シェルターなどに逃げた。また、オクラホマシティーの行政当局者によると、竜巻発生の悪天候に伴って8~11インチ(約200~279ミリ)の降雨もあり、洪水被害が懸念されている。
先月の大型竜巻で壊滅状態ともなったムーアのルイス市長は、新たな竜巻の接近に遭遇するとは想像もしていなかったと指摘。国家気象局によると、31日の竜巻はムーアから北西へ約6.4キロ離れた地点を通過した。