子どもいる米世帯の4割、女性の稼ぎが頼り 過去最高水準
ニューヨーク(CNNMoney) 米調査機関ピューリサーチセンターは2日までに、米国で子どもがいる10世帯のうち4世帯で女性が唯一もしくは主要な稼ぎ手となっている現状が判明したとの調査結果を発表した。この比率は過去最高。
米国勢調査局のデータに分析を加えた上での結論としている。ただ、同社が先月実施した約1000人が対象の調査では、51%が母親は仕事を持たず家庭にいた方が子どもはより幸せになると考えていた。この条件は父親にも当てはまるとしたのは約8%だった。
また、半数はお金のために働く女性の増大は結婚生活の成功をより困難にしていると回答。3分の2は家族の生活を一層快適することが容易になると受け止めていた。
女性は「伝統的な役目」に戻るべきだとの主張については79%が拒否した。
調査報告書は、職を持つ女性がもたらす結果については社会で2つの受け止め方があると指摘。1つは家庭への明確な財政的な貢献でこれは大半が認めていた。一方で、就業する母親が子どもや結婚生活に及ぼす犠牲については多数が懸念を示した。