米3女性監禁のカストロ被告、司法取引で死刑回避 終身刑へ

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米3女性監禁事件、被告が死刑回避に司法取引

(CNN) 米オハイオ州クリーブランドの民家で女性3人が約10年間にわたり監禁されていた事件の裁判で、アリエル・カストロ被告が26日、検察側との司法取引に同意した。同被告は有罪を認めるのと引き換えに死刑を回避し、終身刑を言い渡される見通しとなった。

取引によると、仮釈放は一切認められない。女性らが監禁されていた家屋は取り壊すことが決まった。8月1日に正式に刑が言い渡される。

判事がカストロ被告に取引の内容を説明し、性犯罪者として登録されることを告げると、被告はこれを理解したと答えた。本人はさらに子ども時代の経験を語ろうとしたが、判事は後日改めて発言の機会を与えると述べた。

被害者側の弁護士がCNNとのインタビューで語ったところによると、女性らは裁判で証言台に立つことを避けるために司法取引の成立を望んでいた。「女性たちはこの結果に満足し、ほっとしている」とし、報道陣の取材に応じるつもりはなく、そっとしておいてほしいと話す一方、周囲の支援に感謝していると述べた。

カストロ被告は被害女性を流産させたことによる殺人罪を含め、977件の罪に問われていた。当初すべての罪状で無罪を主張していたが、取引ではこのうち937件の罪を認めたとされる。判事の説明によると、これは計1000年以上の禁錮刑に相当する。

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