UPS貨物機が墜落、乗員2人死亡 米アラバマ州
米アラバマ州バーミングハム(CNN) 米アラバマ州バーミングハム国際空港の近くで14日、米貨物輸送大手ユナイテッド・パーセル・サービス(UPS)の貨物機エアバスA300―600Fが墜落し、当局によると、同機の操縦士と副操縦士が死亡した。
米国家運輸安全委員会(NTSB)によると、墜落前に同機から異常を知らせる連絡はなかったという。
UPSは乗員の状態を未確認としているが、バーミングハム国際空港当局とバーミングハムのベル市長は操縦士と副操縦士の死亡を確認したと発表した。
ベル市長によると、同機はケンタッキー州ルイビルを出発し、午前4時45分頃、バーミングハム国際空港と並行して走っている通りに墜落したという。
NTSBは機体の残骸の消火後に、ボイスレコーダーなどを回収するとしている。すでに事故原因の調査は始めているという。
ベル市長によると、操縦士らは管制塔との会話の中で、異常は報告していなかったという。事故当時の天候について、気象学者は、空港周辺では雨が降っており、視界は16キロだったとしている。
なお、この事故による建物への被害は出ていないという。