米シアトルで大麻の祭典、警察が使用上の注意呼びかけ

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警察がマリフアナ使用上の注意を周知 米

(CNN) 嗜好(しこう)用マリフアナ(乾燥大麻)使用が州法で合法化された米ワシントン州のシアトルで、地元警察は19日までに、毎年恒例の大麻の祭典「ヘンプフェスト」の開催に合わせてスナック菓子を配り、マリフアナ使用上の注意を呼びかけた。

ワシントン州では昨年の住民投票で、嗜好品としてのマリフアナ使用が州法上では解禁された。シアトル警察は、解禁に伴って制定された使用規定について周知させる狙いで作戦を展開。16日から始まったヘンプフェストに合わせて、スナック菓子「ドリトス」の袋に注意書きを張って参加者らに配った。ドリトスを食べると指にオレンジ色の粉が付くことから「オレンジフィンガー作戦」と名付けられた。

注意書きにはユーモアを込めて、「ハイになっている時に運転してはいけません」「公共の場で大麻を使ってはいけません。しょっぴいいてもいいんですが、警告にとどめておきます」「(ピンクフロイドのアルバム)『狂気』をそれなりの音量で聴きましょう」などと記されている。

これについて同警察幹部は「チラシを配っても捨てられてしまうだけ」「人々に情報に接してほしいと考え、楽しく読んでもらえるようにした」と説明する。用意したドリトス1000袋は30分足らずでなくなった。

ヘンプフェストは「医療、産業、農業、経済、環境といった分野にもたらす大麻草の恩恵」について啓発する目的で開かれている。

州法では嗜好品としてのマリフアナ使用は21歳以上の住民に認められ、私的に使う目的で約28グラムまでのマリフアナを所持できる。同時に器具の所持などに関する指針も定められた。

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