ネット投稿ビデオで飲酒ひき逃げを告白 米
(CNN) 米オハイオ州に住むマット・コードル氏(22)は、インターネットに今週投稿したビデオの中で、今年6月、飲酒運転中にビンセント・カンザニさん(61)をひいて殺害したことを告白した。
コードル氏はビデオの中で、「ビンセントさんとその家族に対して私が行った行為について全責任を負う」と述べている。
コードル氏は6月22日夜、友人と大量に酒を飲み、自制心を失っていたという。コードル氏から相談を受けた弁護士らは、コードル氏がいかなる処罰も受けないよう支援すると申し出たが、その為にはうそをつかなくてはならないからと、コードル氏は名乗り出る道を選んだ。
コードル氏は、自分のビデオが世間への警告になればと考えており、「私はカンザニ氏を生き返らせることはできないし、自分がしたことを消し去ることもできない。しかし、皆さんはまだ救われるし、皆さんの被害者だってまだ救われる」と述べている。また同氏は、起訴されれば罪を認めると付け加えた。
このビデオが投稿されたのは「because I said I would(私がそうすると言ったから)」と呼ばれるサイトで、そこは約束を実行したい人のためのフォーラムを提供している。
コードル氏は、交流サイト「フェイスブック」を通じて、同サイトの創設者アレックス・シーン氏に接触していた。
しかしシーン氏は、ビデオを見た人らがコードル氏が飲酒運転をして無実の人を殺害してしまったという真の問題には注目せず、彼の自白を勇気ある行動だと称賛していることに、コードル氏は動揺していると語った。