新婚の妻、夫を崖から突き落としたとして訴追 米
モンタナ州ミズーラ(CNN) 結婚したばかりの夫を崖から突き落としたとして殺人罪に問われた22歳の女が11日、勾留手続きのためモンタナ州の裁判所に出廷した。
検察側によると、ジョーダン・リン・グレアム被告(22)と夫のコディ・ジョンソンさんは7月7日夜に夫婦げんかをした。モンタナ州のグレーシャー国立公園にハイキングに出かけてからもけんかは続き、怒りに駆られたグレアム被告はジョンソンさんの背中を両手で押して、険しい崖から逆さまに突き落としたとされる。当時2人は結婚してまだ8日しかたっていなかった。
ジョンソンさんは数日後、遺体で見つかった。
警察の調べに対してグレアム被告は、夫に腕をつかまれたためにその手を振り払ったと供述。しかしグレアム被告の供述は二転三転したという。
グレアム被告は友人に、ジョンソンさんとの結婚について考え直すと打ち明けていたとされる。
被告側弁護士は、グレアム被告の勾留を解き、自宅での監視に切り替えるよう請求。これに対して検察側は、グレアム被告が事件を隠そうとしていたと主張、自傷の恐れもあるなどとして反対した。
グレアム被告はほとんど冷静を保っていたが、自分の母親の姿を見て泣き崩れる場面もあった。