ろうそくによる火災で男児3人死亡、滞納で送電停止の翌日 米
ニューヨーク(CNN) 米ニューヨーク・ブロンクスのアパートの一室で25日、ろうそくの炎が原因とみられる火災が発生し、幼い男児3人が死亡した。この部屋は前日、電気料金の滞納で送電を停止されたばかりだった。
火災は午後8時ごろ、ヤンキースタジアムから数百メートルの場所にある6階建てのアパートで発生。消防士約100人が出動し、鎮火までには1時間半かかった。警察によると、室内にいた5歳と2歳、生後4カ月の男児は病院で死亡が確認された。4歳と生後4カ月の女児が集中治療室に収容され、安定した容体。一緒にいた母親も病院で手当てを受けたが入院はしていない。
消防当局によると、出火原因は台所に立ててあったろうそくと断定された。電力会社の報道担当者は、この世帯が数十万円の電気料金を滞納していたため、やむを得ず送電を停止したと述べている。
階下に住む女性はCNN系列局とのインタビューで、窓から母親が叫ぶのを聞いて部屋に駆けつけ、ドアをけって開けたが、火の勢いが強くて中に入ることができなかったと説明。「子どもたちを救い出せなかった」と繰り返した。