小型機が空港に墜落、搭乗者死亡 夜明けまで気づかず
(CNN) 米テネシー州ナッシュビルの国際空港で29日未明、小型機が墜落して炎上し、当局によると、搭乗者1人が死亡した。事故があったと判明したのは墜落してから数時間後で、なぜ誰も気づかなかったのか分かっていない。
米運輸安全委員会(NTSB)によると、単発セスナ機は現地時間の午前3時過ぎごろに墜落したとみられる。しかし正確な発生時刻は不明で、発見されたのは夜が明けた後だった。
同空港から離陸しようとしていた別の航空機が、滑走路にエンジンカバーが落ちているのを発見。管制塔から連絡を受けた空港職員が調べたところ、焼け焦げた機体が見つかった。唯一の搭乗者は死亡していたという。
連邦航空局(FAA)によると、同空港には管制官が24時間態勢で勤務している。ただ、この日の夜間シフトの人数は不明。当時は視界不良で霧がたちこめていたという。
小型機が管制塔に連絡したり、救難信号を発信したりしていたかどうかも分かっておらず、FAAやNTSBが事故原因などについて調査を進めている。
FAAによると、小型機はカナダで登録されていた。死亡した搭乗者の氏名は公表されていない。