余命わずかな少年に最後のクリスマスを、町が総出で演出 米
「パトカーや消防車がみんな明かりをつけて行列していた。みんなが息子のために来てくれたことを話すと、息子は目を丸くしていた」と母親のアレクシス・コールマンさんは振り返る。
デビン君の部屋の窓からは、積もった雪の向こうに、華やかな装飾に彩られた公園とイルミネーションが輝く通りが見えた。地元のボランティアたちが1つになって作り上げた光景だった。
ポートリンカーンのビンセント・レオネ市長は、「窓からこの光景がよく見えるように気を配った。クリスマスは彼にとって特別だった。私たちにとっては、彼が迎えられないかもしれないクリスマスを届けるのが特別なことだった」と話す。
デビン君を思いやる家族の様子に心を打たれ、町の人たちも今年は一足早いクリスマスを祝い、デビン君の通う学校は激励パーティーを開いた。家族はデビン君のためのクリスマスカードも募っている。