ホームレス約61万人、米当局の試算に実態反映せずの批判も
ニューヨーク(CNNMoney) 米住宅都市開発省は24日までに、米国内のホームレスの人口数は今年1月時点で約61万人で、前年同月比で4%減を記録したと発表した。景気停滞が顕著だった2010年比では6%減。
今回の統計は緊急時用や短期滞在用の住宅などで暮らしていたホームレスを対象にしている。
一方、ホームレス対策に携わる非営利機関は同省関連事業のみで把握したホームレス人口であり実態が反映されていないと批判。住宅がなくモーテルなどで共同生活を送っている数百万人規模の米国人を除外しているとし、減少したとの主張は信じられないと述べた。
これに対し同省は、モーテルなどでの共同生活者の数を入手することは不可能と反論。活用出来るデータを基に最も正確と考えられる推定値を割り出したと説明した。このデータは全米3000都市・郡で収集したとしている。