「警官が息子を射殺」と保護者、警察は沈黙 ノースカロライナ
(CNN) 米ノースカロライナ州の一家が、家庭内トラブルの対処に駆け付けた警官に、精神疾患のある18歳の息子を射殺されたと訴えている。
CNN系列局のWECTによると、同州ブランズウィック郡の民家で5日午後、18歳の少年が警官に撃たれて死亡した。民家にはそれぞれ別の管区から3人の警官が駆けつけていて、3人目の警官が到着してから70秒後に少年を撃ったという。
義父のマーク・ウィルジーさんは、「この子が撃たれる理由はなかった」「私たちは助けを求めたのに、息子が殺された」と訴えている。
ウィルジーさんによると、少年は統合失調症を患っていて、この日は母親が身の危険を感じ、少年をなだめるために保護者が助けを求めて警察を呼んだという。
最初に到着した2人の警官は少年の説得に当たっていたが、近郊のサウスポート市から3人目の警官が到着すると状況が一変。少年はテーザー銃で撃たれて取り押さえられたという。