大量破壊用の武器所持でロシア人の男を起訴 米東部
(CNN) 米東部ペンシルベニア州アルトゥーナの警察は26日、同市に住むロシア人の男(19)を、大量破壊用の武器を所持していたとして逮捕、起訴したと発表した。
警察は大麻栽培の疑いで家宅捜査を実施した際、この男が隠し持っていた手製爆弾や爆弾材料を発見したという。男は24日に逮捕され、法廷で罪状認否に臨んだ。
起訴状によると、男のスーツケースの中からマグネシウム粉と過塩素酸カリウム各約450グラム、硝酸カリウムと書かれた包み、導火線や圧縮ガスの容器が見つかった。男は調べに対して「爆破が目的」と答えたが、その後「広場で爆発させようとしただけ」とも述べた。カリフォルニア州で手製爆弾の実験をしたことがあるとも供述している。材料はインターネットで購入したという。
捜索では大麻の苗や栽培用の照明も発見された。爆発物は警察のチームが安全に処理した。
男はペンシルベニア州立大学アルトゥーナ校の学生だったとみられる。住んでいたアパートのルームメートらは「非常に変わった人だった」「ほとんど口をきかなかった」と話している。アパート前で最近、小さな手製爆弾を爆発させていたとの情報もある。