ロシアが責任ある行動取らねば「代償」　オバマ米大統領

（ＣＮＮ） 緊張が高まるウクライナ情勢を巡って、オバマ米大統領は２５日、オランダのハーグで開かれた核安全保障サミットの演説で、ロシアに対してウクライナとの交渉を促し、「責任ある行動」を呼びかけるとともに、ウクライナの領土保全など国際社会の常識に従って対応するよう促した。

その上で、ロシアがもし責任ある行動を取らなかった場合、「さらなる代償」を伴うと警告。国際社会はロシアのクリミア半島併合を承認していないと強調した。

これに先立ち主要７カ国（Ｇ７）は、Ｇ８からロシアを除外すると表明。６月にロシア南部ソチで開かれる予定だったＧ８サミット（主要国首脳会議）は中止が決まった。

ロシア国営イタル・タス通信によると、この措置についてロシア大統領報道官は２５日、「我々にはＧ８諸国との関係を継続する用意があり、関心もある。しかしほかの国々が対話継続を拒む姿勢を示していることは、我々にとってもパートナーにとっても非生産的だ」と語った。