マラソン爆破事件から1年 ボストンで追悼式典
ボストン・マラソンは今年も21日に開催される。オバマ大統領は書面での声明で、事件から立ち直ろうとする市民に「畏敬(いけい)の念」を表明し、今年の大会が「ボストン・ストロング」の意味を世界に示すことになると述べた。
1年前のけがを乗り越えて、今年のレースに出場するランナーもいる。ケビン・ホワイトさん(35)は破片で脚に傷を負ったが、「今年は走ってゴールを切る。悪は勝てないことを証明したい」と話す。ホワイトさんの祖父(71)は爆発で片脚を失った。
ポール・ノーデンさんとJ・Pさんの兄弟はともに片脚切断の重傷を負ったが、今年は家族や友人とともにマラソンコースの全行程を徒歩でたどろうと、15日にスタートを切った。2人の母親、リズさんは「息子たちは最高の誇り」と話している。