アフガン駐留米軍 1万人弱に規模縮小、16年全面撤退へ
アフガンのカルザイ大統領は協定への署名を拒否してきたが、来月予定されるカルザイ氏の後任を決める大統領選決選投票の候補者は、いずれも署名の意向を示している。
ブリンケン米大統領次席補佐官(国家安全保障問題担当)はCNNとのインタビューで、来年以降の残留には約200億ドル(約2兆円)の予算がかかるとの見通しを示した。
オバマ大統領は、「アフガンが完璧になるわけではないことは認識しなければならないが、完璧な国にすることは米国の責任ではない」と述べた。また、イラクやアフガニスタンでの軍事行動を終わらせることで生じる余力を、アフリカなど各地でのテロ対策に回すことができると強調した。
米軍はこれまで、多い時で10万人規模の部隊をアフガンに駐留させてきた。この間に2300人以上の米兵が死亡している。