オバマ氏、ウクライナ次期大統領と会談 支持の姿勢鮮明
ワルシャワ(CNN) 欧州歴訪中のオバマ米大統領は4日、ポーランドのワルシャワでウクライナの次期大統領に選出されたペトロ・ポロシェンコ氏と会談し、米国は同氏を支持すると表明した。国際社会に対しても、同氏支持で結束するよう呼びかけた。
オバマ大統領はポロシェンコ氏と会談することで、東部で親ロシア派勢力の制圧作戦を展開するウクライナ政府を支持する姿勢を鮮明にした形だ。
ポロシェンコ氏と共同記者会見したオバマ大統領は、「国際社会にとっての課題は、確実にペトロ(ポロシェンコ氏)の取り組みを支えることだ。米国は多方面において既に支援を強化している」と力説。米国は警察官などの訓練や、非殺傷分野での軍に対する支援といった分野でウクライナの政権移行を支えると表明した。
さらに、ロシアに対する天然ガス供給の依存度を減らすなど、経済改革を進める必要もあると指摘した。
ポロシェンコ氏は7日に大統領に就任予定。米国の支援に感謝すると述べ、ロシアによるクリミア半島編入を拒絶するウクライナ国民の結束は固いと語った。