オバマ氏、ウクライナ次期大統領と会談 支持の姿勢鮮明
オバマ大統領はワルシャワで行われたポーランドの民主化25周年の記念式典でもウクライナ支持を強調。
「ロシアによるクリミア半島の占拠やウクライナの主権侵害は容認しない。われわれ自由主義国家の結束は固く、ロシアのこれ以上の挑発は、ロシアの一層の孤立と代償を招く結果にしかならない」と演説した。
ポーランドに対しては、同国をはじめとする旧ソ連圏の国々を孤立させはしないと述べ、「これは言葉だけではなく、世界最強の同盟関係と史上最強軍である米軍によって支えられた揺るぎない誓約がある」があると強調した。式典後はポーランドのコモロフスキ大統領と会談した。
オバマ大統領は続いて、主要7カ国(G7)首脳会議に出席するためベルギー・ブリュッセル入りした。当初はロシアのソチでG8会議が予定されていたが、ロシアを排除する目的で開催地をブリュッセルに変更。ブリュッセルでロシア抜きのG7が開かれることになった。
今週末にはオバマ大統領とロシアのプーチン大統領がそれぞれフランスを訪問し、ノルマンディー上陸作戦70周年記念式典に出席する。しかしこれまでのところ公式会談の予定は発表されていない。