猛毒コブラが逃走、犬に被害も捕獲 米ロス近郊
ロサンゼルス(CNN) 米ロサンゼルス郡の動物保護行政当局は7日までに、飼育されていたとみられる猛毒のヘビ「コブラ」が同市郊外の高級住宅地の路上に逃げ出したものの、無事に捕獲される騒ぎがあったと報告した。
サウザンドオークス地区での騒動で、ヘビの飼育者の身元はわかっていない。行政当局は逃走が判明後、地域の家庭にヘビと遭遇しないよう子どもに「かくれんぼ」などの遊びを控える注意を促すなど地元には一時緊張感が漂った。騒ぎはツイッターでも伝えられていた。
捕獲は4日だが、逃げ出した日時や経緯は不明。犬1匹がかまれたが、回復する見込みだという。
ヘビは体内に色素を持たない「アルビノ」のため、体は白色。動物保護行政当局は、不測の事態に備え、ヘビの毒腺は除去されていないとの前提で捜索に当たっていた。
ヘビの専門家によると、騒ぎを起こしたコブラはアジアの広範な地域に生息する種類。攻撃は素早く、かまれると致命傷になる危険がある。