米シークレットサービス長官辞任、ホワイトハウス侵入で引責

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シークレットサービス長官が辞任

ワシントン(CNN) 米ホワイトハウスに男が侵入するなどの不祥事が相次いだ問題で、大統領警護を担当するシークレットサービスのジュリア・ピアソン長官が1日に辞任した。国土安全保障省のジョンソン長官が発表した。

ジョンソン長官は、国土安全保障省がシークレットサービスの内部調査を引き継ぐと発表。ホワイトハウスの警備態勢を見直すための委員会を設置する方針も明らかにした。

長官の臨時代行にはシークレットサービスの幹部だったジョセフ・クランシー氏が任命された。

ピアソン氏は歴代ブッシュ大統領やクリントン元大統領の警護を担当し、2013年3月、女性として初のシークレットサービス長官に就任した。当時女性絡みのスキャンダルに見舞われていた組織の風土を変える狙いの人事だった。

しかし9月19日に男が柵を乗り越えてホワイトハウスに侵入した事件の責任を問われ、30日に下院公聴会で証言。この証言の直後には、オバマ大統領が9月にアトランタを訪問した際に、銃を持った民間警備員の男性と同じエレベーターに乗り合わせていたことも発覚した。

このため身内の民主党幹部からも辞任を求める声が強まっていた。

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