警官殺害の容疑者を拘束 米ペンシルベニア州
(CNN) 米ペンシルベニア州で今年9月に州警察警官が銃撃されて死傷した事件で、逃亡中だったエリック・フレイン容疑者(31)が拘束された。州警察が30日、明らかにした。
地元当局者によれば、フレイン容疑者は同州東部の空港跡で身柄を拘束された。
捜査関係者らによれば、拘束された際にフレイン容疑者は拳銃とライフル各1丁を所持していた。また、容疑者が隠れていた場所には複数のナイフがあったという。他にも武器が残っていないか、周辺の捜索が続いている。
事件は9月12日に同州北東部ブルーミンググローブで発生した。容疑者は警察署の外で警官に発砲、1人を殺害し、1人を負傷させた。
フレイン容疑者は現在、事件が起きた警察署内に拘留されている。
米連邦捜査局(FBI)によれば、フレイン容疑者はかつてアフリカでセルビア人とともに戦闘に参加し、ロシア語とセルビア語を学んだと主張していたという。FBIはフレイン容疑者を、最重要指名手配容疑者10人のうちの1人に指定していた。
動機については明らかになっていないが、フレイン容疑者は警察や司法当局を憎悪する発言をしていたという。押収されたコンピューターからは、容疑者がかなり前から襲撃を計画していたことを示すデータが見つかっているという。