エボラ患者看護の女性が外出、自宅待機求める州と決裂 米
ヒコックスさんはシエラレオネで国際医療支援団体「国境なき医師団」のボランティアとして活動し、米国に帰国した。帰国時の空港で発熱があるとして一時病院に隔離されたが、2回のエボラウイルスの検査で陰性とわかり退院した。
州側は、エボラの潜伏期間が過ぎる11月10日までの21日間、自宅から出ないよう求めたが、ヒコックスさんは「科学的根拠もないのに市民権を侵害するのは許されない」と訴えている。
オバマ大統領は国民の不安を和らげる狙いで今週、西アフリカのエボラ流行国から帰国した医療従事者をホワイトハウスに招き、発症していない医療従事者が公衆を危険にさらすことはないと強調。「恐怖に反応してはならない。それよりも常識と技能と勇気による対応が必要だ」と力説した。