ハロウィーンの夜にひき逃げ、少女3人即死 米西海岸
(CNN) 米カリフォルニア州サンタアナの住宅地で10月31日夜、横断歩道を渡っていた少女3人が猛スピードの車にひかれて死亡した。ハロウィーンのこの日は、仮装した子どもたちが近所の家を回って菓子をねだる風習が各地でみられ、例年交通事故の危険性が指摘されている。
死亡した3人は全員13歳。衣装を身に着け、菓子の袋を持っていた。現場は小学校近くの道路で、3人は30メートル以上もはね飛ばされ、その場で死亡が確認された。
地元テレビ局の報道によると、車のスピードは制限速度の2倍に当たる時速80キロを超えていたとみられる。追跡した人の目撃証言に基づき、近くに乗り捨ててあった車が発見された。そこから男2人が徒歩で逃げたとされ、警察が行方を追っている。
米高速道路交通安全局(NHTSA)によると、ハロウィーンの夜は飲酒運転が増えて歩行者の数も多くなるため、年間で最も交通死亡事故が発生しやすい日のひとつとなっている。最も新しい一昨年の統計によると、交通事故死のうち飲酒運転関連の事故が占める割合は通常の31%に対し、ハロウィーン当日は48%に上った。