天候不良で3000便に影響 クリスマス目前の米国
(CNN) クリスマスを目前にした米国では、大雨や視界不良のために2800便を超えるフライトに遅延が出たほか、380便以上が欠航となるなど、空の便で混乱が続いた。
シカゴやダラス、フィラデルフィアといった米国内のハブ空港では、家族とともにクリスマスを過ごそうとする乗客が搭乗手続きの開始を今か今かと待つ姿が見られた。
ニューヨークのラガーディア空港では、待ち時間を利用して空港内の売店でプレゼントを買い求める乗客もいた。
航空情報サイトによれば、全米各地で離発着が遅れたのは2800便以上。380便以上が欠航となった。
23日夜に発生した竜巻で4人が死亡したミシシッピー州の被災地では、住民が後片付けに追われた。ブライアント同州知事は、大きな被害の出たマリオンとジョーンズの両郡に非常事態を宣言した。マリオン郡では少なくとも6300世帯が停電、道路も寸断された。
CNNの気象予報士によれば、この季節の竜巻は南部ではけっして珍しくなく、「春に続く竜巻の第2のピーク」だという。
だが、そうした悪天候にも負けないフライトが少なくとも1便あった。サンタクロースが子どもたちへのプレゼントを運ぶ空の便だ。米連邦航空局(FAA)によれば、「運航許可」もちゃんと下りているという。