オバマ大統領、アフガンでの戦闘任務終了を宣言
ホノルル(CNN) オバマ米大統領は28日、アフガニスタン駐留米軍による戦闘任務の終了を宣言する声明を出した。13年間に及んだ「米史上最長」の軍事行動が終結を迎える。
オバマ大統領は文書による声明で、残留する約1万人の米軍要員は引き続き危険に直面するものの、米軍を中心とした国際治安支援部隊(ISAF)はこれまでの戦いでアフガンの再建と民主化を支援してきたと強調した。
米国は2001年9月11日の同時多発テロを受けて開始した対アフガン軍事行動に、これまで1兆ドル(約120兆円)超の予算を投入してきた。犠牲となった米兵は2200人に上る。
オバマ大統領は就任に際してアフガンからの撤退方針を掲げ、今年5月には戦闘部隊を15年1月までに撤収させると表明していた。
アフガンの首都カブールでは28日、ISAFの司令官が旗を巻き収める式典が行われた。
オバマ大統領は休暇中の滞在先ハワイで訪れた米海兵隊基地でもアフガン駐留米軍の成果をたたえ、同国が今後テロの温床になることはないと強調した。