フェイスブックの「最高齢ユーザー」死去、114歳 米国
(CNN) 交流サイト「フェイスブック」の「最高齢ユーザー」とされる米国人女性のアンナ・ストアーさんが死去したことが25日までにわかった。114歳だった。遺族が明らかにした。
米ミネソタ州プレーンビューに居住のストアーさんは今年10月、フェイスブックへのユーザー登録を試みた際、年齢制限があったため詐称したことを明かし、話題を呼んでいた。登録できる生年月日は1905年が最も古い年となっていた。
85歳の息子はCNNの取材に、90歳もしくは95歳の年齢詐称での登録を知ったフェイスブックは今年10月の114歳の誕生日に、114本が入った特大の花束を贈ってきた秘話を披露した。
ストアーさんの義理の娘によると、フェイスブックのマーク・ザッカーバーグCEO(最高経営責任者)は登録の年齢制限についての謝罪を表明するためストアーさんとの接触を試みたが、医師との面会時間と重なり、実現しなかった。
ストアーさんは1900年生まれで、実家には当時、電話や車、電気の供給もなかったという。夫とは1998年に死別していた。子どもは5人で、孫は27人、ひ孫は12人いた。死去は21日で、死因は伝えられていない。
フェイスブックへの興味は113歳の時に始まり、アップル社のアイフォーンを息子に売り込んでいた米電気通信企業ベライゾンの営業担当者との親交がきっかけだった。電子メールやグーグルの検索方法や、タブレット型端末アイパッドでのビデオチャットの使い方などを教えていたという。
登録の年齢制限の障害を指摘する同CEOへのタイプでの書簡作成も手伝い、ストアーさんはこの中で「私はまだいる」と訴えたという。