パリ大行進に政府高官不在、米ホワイトハウスが不手際認める
オバマ大統領は11日、予定された公式行事もなくホワイトハウスで過ごしていたし、バイデン副大統領もこの週末はデラウエア州の自宅にいた。ホルダー長官は安全保障関連の会議に出席するためパリに滞在していたにもかかわらず、行進には加わらなかった。
大統領警護を担当するシークレットサービスの当局者によると、大統領のパリ訪問に備えた警護計画立案の要請はなかったという。オバマ大統領は2013年12月に南アフリカのマンデラ元大統領の訃報を受けて追悼式に駆け付けるなど、これまで何度か緊急で外国を訪れている。
ケリー長官は16日にパリを訪問する予定。行進の当日はインドを訪問中だった。記者団との会見で、米国はフランスに情報、捜査面で支援を提供していると強調した。
フランスのアロー駐米大使は12日、ツイッターで「米国の大統領や一般市民からの圧倒的な支援に大変感謝している」と述べ、両国間の良好な関係を強調した。
ホワイトハウスは11日、過激派による暴力への対策を話し合う国際会議を来月18日に開くと発表した。