発情期のラクダに踏まれ2人死亡 米テキサス州
(CNN) 米テキサス州の農場で、ラクダ牧場の経営者ら2人が発情期のラクダに踏まれて死亡した。
死亡したのは同州ウィチタでラクダ牧場を経営していた著名ブリーダーのペギー・マクネアさん(72)と、マーク・ミアさん(53)。CNN系列局のKFDXが警察の話として伝えたところでは、10日にミアさんが水の容器が凍っているのを見つけ、オス1頭とメス2頭が飼育されているラクダの囲いに入ったところ、発情期で興奮していたオスに襲われた。
囲いから出ようとしたミアさんと、扉を閉めようとしたマクネアさんはオスのラクダに追いかけられ、踏みつけられて死亡した。3頭のラクダは現場に駆け付けた捜査員らにも襲いかかろうとしたという。
マクネアさんの親類は、オスのラクダを殺処分することに同意した。
マクネアさんは2009年に地元メディアのインタビューの中で、ラクダについて「犬と同じように虐待して育てれば危険になるが、愛情と思いやりをもって大切に育てれば人になつく」と語っていた。
ただ、発情期には特に注意が必要だとも述べ、ラクダをペットとして飼っていた女性2人が発情期のオスのラクダに踏みつけられて死亡した事例を紹介していた。