5歳児が銃を誤射か 弟が死亡 米ミズーリ州
(CNN) 米ミズーリ州北西部の町で、5歳の男児が自宅の寝室にあった銃を発砲し、生後9カ月の弟が頭部を撃たれて死亡した。
地元保安官がCNN系列局に語ったところによると、男児はベッドの近くに放置されていた22口径のマグナム・リボルバーを見つけ、室内の柵の中にいた弟に向けて発砲したとみられる。
母親は当初、子どもがペイントボール用の銃で弟を撃ったと緊急通報した。弟は空路カンザスシティーの病院へ運ばれたが助からず、死亡が確認された。
男児は誤って発砲したとの見方が強く、大人の法的責任が問われる可能性もある。銃の持ち主は親族だが母親ではないとされ、警察が詳しく調べている。
同保安官によれば、この地域は銃を持っている住民が多く狩猟や射撃も盛んだが、大半の人が銃の管理には十分に注意しているという。
米国内ではこれまでも子どもによる銃の誤射で悲劇が起きている。昨年1月にはミシガン州デトロイトで、4歳の女児が同い年のいとこを誤って射殺した。8月にはアリゾナ州にある射撃場の教官が、9歳の女児の銃弾で死亡。12月にはアイダホ州のスーパー店内で2歳児が銃を発砲し、母親が死亡した。