オバマ米大統領、訪米のイスラエル首相と会う予定なし
ワシントン(CNN) ベイナー米下院議長は22日、イスラエルのネタニヤフ首相が予定している米議会での演説が3月にずれ込むと発表した。当初は2月11日を予定していたが、ネタニヤフ首相からの要請で3月3日に延期になったという。
これに関連して国家安全保障会議(NSC)の報道官は22日、オバマ大統領が3月に訪米するネタニヤフ首相と会う予定はないと発表した。
イランの核開発計画を巡る国際交渉が続く中、米議会では上下両院で対イラン制裁を強化する法案の提出が検討されている。これに対してオバマ大統領は、もし制裁法案が通過すれば拒否権を発動する構えを示していた。
ベイナー氏は記者団に対し、ネタニヤフ氏の訪米についてはホワイトハウスに相談しなかったと述べ、「議会は独自にこうした決断ができる」と強調した。
外国の首脳を米議会演説に招く場合、通常は議会とホワイトハウスの間で事前に調整を行う。しかし議会関係者によれば、今回の招きはベイナー氏が単独で決めたという。