ワクチン不要論の医師を当局が調査、はしか流行で 米

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ウルフソン医師(左)に取材を試みたが、コメントは得られなかった

ウルフソン医師(左)に取材を試みたが、コメントは得られなかった

アリゾナ州医事当局は2件の通報を受け、調査中であることは認めたが、通報の内容については明らかにしていない。

ワクチンが導入される前、米国では年に最大で400万人がはしかにかかっていた。死者は年500人にも達し、聴力低下など深刻な後遺症に悩む人も多かった。

だがウルフソン医師は体内に化学物質を入れることに反対だとの立場から、ワクチン接種を否定していた。はしかは「良性」の病気だと主張し、「悪いことは誰にでも起こりうる。自動車事故に遭うかもしれないし、トースターが火事を起こすこともある」と、はしかで死ぬ人は運が悪かっただけだと言ってのけた。

ウルフソン医師の免許取り消しを求めている開業医のピーター・リプトン医師はこう語る。

「医師である以上、人々に危害を加えないのが当然だと考えられているのに、こうした医師たちは害を生み出している。すでに一掃されているはずの感染症を広げよと説いているのだから」

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