米軍ヘリ墜落、海兵隊員など11人不明 フロリダ州
(CNN) 米フロリダ州沖のメキシコ湾で10日夜、海兵隊員など11人の乗ったヘリコプターUH60(通称ブラックホーク)が夜間訓練中に海に墜落した。付近の海岸には遺体が漂着しており、11人は絶望的と見られている。11日の捜索は濃い霧のため打ち切られ、12日に再開される見通し。
同州エグリン空軍基地の広報によると、ヘリコプターは現地時間の10日午後8時半ごろ消息を絶ち、捜索した結果、基地の近くにあるオカルーサ島の周辺で機体の残骸が見つかった。付近の海岸にも残骸が漂着している。
同機には海兵隊員7人と陸軍の4人が乗っていた。11人とも絶望的と見られ、デンプシー統合参謀本部議長は哀悼の意を表している。漂着した遺体の身元は不明。捜索には空軍や沿岸警備隊などが出動し、墜落したと思われる現場一帯を集中的に捜索した。
墜落した原因は分かっていない。事故当時、一帯には濃い霧が立ち込めていたが、軍はあらゆる条件下で作戦をこなす訓練を行っているという。同じ訓練に参加していたもう1機のブラックホークは無事に基地へ戻った。