獄中のテロ容疑者とテレビ局の通話、米連邦地裁が放送認める判断
(CNN) 米オハイオ州で1月に逮捕されたテロ容疑者が先週、同州シンシナティのCNN系列局、WXIXテレビに電話をかけ、テロ計画の詳細などを語った。シンシナティの連邦地裁は、同局がこの通話を放送することに違法性はないとの判断を下した。
クリストファー・コーネル容疑者(20)は首都ワシントンでのテロを計画したとして1月14日に逮捕され、16日の裁判所命令で外部との連絡を禁止されていた。
しかし同容疑者は先週、収監先のケンタッキー州の刑務所からWXIXに電話をかけた。計1時間に及ぶ記者との通話で、昨年9月20日にオバマ米大統領や連邦議会の議員、イスラエル大使館を攻撃する計画を立てていたと説明。自分で銃をとり、大統領の頭部を撃つつもりだったなどと語った。
コーネル容疑者はまた、自身がイスラム過激派「イラク・シリア・イスラム国(ISIS)」のメンバーだと繰り返し主張。「暗号化したメッセージ」でほかのメンバーと「米国での聖戦」を話し合っていたと述べ、全米の各州に仲間がいるとも語った。
記者がテロ計画の動機を尋ねると、「オバマは神の敵であり、ISISの敵だから」などと答えた。