米ファーガソンで警官2人が撃たれる、署長辞任を祝う最中
(CNN) 米ミズーリ州ファーガソンで12日未明、地元警察の署長の辞任表明を歓迎するデモ活動が起き、警官2人が銃撃される事件も発生した。セントルイス郡の警察によると、2人は肩や顔面に発砲を受け、病院に搬送された。
詳しい病状は伝えられていないが、2人とも意識はあるという。発砲者の詳細は伝えられていない。同郡の警察責任者は「2人は立っている時に撃たれた。警官だからとの理由で撃たれた」と主張した。
ファーガソンでは昨年8月、白人警官が武器を持たない黒人少年を射殺する事件が発生し、人種差別に絡む抗議活動が全米に広がるきっかけとなっていた。
Police take cover after two cops were shot in front of #Ferguson PD on Thursday, March 12, 2015. pic.twitter.com/jGRd9BI1vA
— Laurie Skrivan (@LaurieSkrivan) 2015, 3月 12
米司法省は最近、ファーガソンの警察内で人種差別的な行為がまん延しているとする報告書を公表。署長の辞任表明はこの報告書を受けた形ともなっていた。