米ファーガソンで警官2人が撃たれる、署長辞任を祝う最中
ファーガソンでの反警察などの抗議行動はここ数週間下火になっていたが、12日の発砲事件は火種は依然くすぶっていることを示した。デモ参加者の1人は、署長の辞任だけでなく警察解体や市長退任が必要と主張。また、黒人少年を射殺した白人警官が大陪審や司法省に違法行為を認定されなかったことへの不満も示した。
今回のデモは、市警察のトーマス・ジャクソン署長の11日の辞任表明を受けて同日夜、警察本部周辺で発生。デモは最初、平和的に行われたが、警戒する警官の長い列に遭遇した一部の参加者が警察本部前の道路に接近する動きなどを見せていた。地元のCNN系列局KMOVによると、少なくとも2人が逮捕されたが、容疑罪名は不明。
警官への発砲は、デモ参加者が減少し始めた際に起きたという。目撃者は発砲音は少なくとも4~5回聞こえたと証言した。