容疑者射殺の保安官代理を訴追 米オクラホマ州
(CNN) 米オクラホマ州タルサ郡の地区検察は14日までに、銃密売の容疑者とされる黒人の男を射殺した保安官代理を過失致死の罪で訴追した。
保安官代理は今月2日、取り調べの現場から逃げようとした男の背中を銃で撃って殺害したとされる。
現場の様子を撮影したビデオによると、保安官代理は電気ショックを与える「テーザー銃」を使うと宣言した後、拳銃を発砲した。当局は、本人が誤って発砲したとの見方を示した。
地元警察幹部は、保安官代理がミスをしたのは、人間が強いストレスにさらされた際、意図していたのと異なる動作をしてしまうという心理学的な現象のせいだと主張した。
当局はまた、死亡した男は当時、薬物を摂取していた可能性があり、銃を持っているかのような動作も見せていたと説明した。
しかし、男は実際には武装していなかったことが判明。男の兄弟は13日、報道陣に「かれは暴力的な人物ではなかったし、薬物も摂取していなかった」と訴えた。
過失致死で有罪となった場合の法定刑は最大で禁錮4年。