オバマ大統領の「心の声」も登場 恒例の記者夕食会
共和党候補の顔ぶれでは、地球温暖化を否定するテッド・クルーズ上院議員が自身を天文学者ガリレオにたとえた発言を取り上げ、「ガリレオは地球が太陽の周りを回っていると主張したが、クルーズ氏は地球が自分の周りをまわっていると思っているようだ」と批判した。
また、保守派のリック・サントラム元上院議員には「同性愛カップルの結婚式に出席しないと力説するのはやめたほうがいい。同性愛者はそもそも、かれを招待しようなどとは絶対に考えないから」とアドバイスした。
大統領警護隊(シークレット・サービス)で昨年、不祥事が相次いだこともジョークのネタになった。ホワイトハウスへの侵入者を防ぐ新たな案と称してほうきを持ったマケイン上院議員が映し出され、小型無人機(ドローン)対策には野球のバットを手にしたバイデン副大統領の画像が紹介された。
大統領は自身の外見が老け込んだといわれることにも触れ、「ベイナー下院議員がすでに、ネタニヤフ・イスラエル首相に私の葬儀でのスピーチを頼んだほどだ」と発言。大統領とのあつれきが伝えられる同首相が今年3月、ベイナー氏の招待で訪米し、議会で演説した問題を皮肉ってみせた。