米大統領選出馬の独身議員、大統領夫人役は「妹か輪番制」
(CNN) 来年の米大統領選への出馬を表明した独身のリンジー・グラハム上院議員(共和党)は11日までに、当選した場合、必要に応じて「ファーストレディー」役に自らの妹をあてる可能性に言及した。英紙デーリー・メール(電子版)との会見で述べた。
また、多くの友人がいるとして、輪番制のファーストレディーを導入することも有り得るとした。
サウスカロライナ州選出の同議員は今年6月1日に大統領選への出馬を宣言。妹のダーライン・グラハム・ノーダンさんはこの際、同議員を紹介する役を演じていた。
ただ、ノーダンさんは以前、自らの家族の世話と同州政府の社会復帰リハビリテーション部門の広報担当責任者の仕事に忙殺されていると述べたことがあり、同議員が当選した場合、新政権でどのような役割を担うのは不明となっている。
結婚歴がないグラハム議員は10日、CNNとの会見に応じ、これまでの大統領のようにファーストレディーを国民に紹介出来ないかもしれないと指摘。しかし、独身者の大統領もあるべきだとも強調した。
ノーダンさんは今年4月12日、米紙ワシントン・ポストの取材に対し妻と家族を持ったら、兄は本当に分裂するような気持ちを抱くだろう指摘。「彼は大統領職のために家族の幸福を犠牲にはしたくないだろう」とも述べていた。
CNNが入手したグーグル利用者の最新の動向調査によると、グラハム議員に関しての質問で最も多かったのは「結婚しているのか?」の質問。次に多かったのが「同性愛結婚についての見解」だった。
同議員が大統領に当選した場合、1856年のジェームズ・ブキャナン元大統領以来の結婚していない大統領の誕生となる。