米当局、独立記念日に向けテロ警戒を呼び掛け
ワシントン(CNN) CNNが複数の捜査当局者から得た情報によると、米当局は7月4日の独立記念日に向け、国内でのテロに対する警戒強化を呼び掛けている。
国土安全保障省と連邦捜査局(FBI)、国家テロ対策センターは28日までに、全米各地の捜査当局に対して共同で警告を発した。
具体的なテロ計画には言及しなかったが、独立記念日に合わせるなどして過激派が攻撃を仕掛ける恐れがあるとして警戒を促した。
米国では7月の独立記念日に続き、9月にはローマ・カトリック教会のフランシスコ法王の来訪も予定されている。米捜査当局者らは、イスラム過激派によるテロの脅威が近年になく高まっているとの見方を示す。
FBIと司法省の国家安全保障部門は数週間前から、テロ計画やイスラム過激派への支援が疑われる組織の摘発を加速。不審人物に対する監視も強化してきた。
国土安全保障省のジョンソン長官は26日、フランスとチュニジア、クウェートでのテロを受けた声明の中で、「独立記念日を前に国内各地の捜査当局との情報共有に努め、警戒を呼び掛けている」と述べた。