カーター元米大統領、がんの転移を公表 肝臓手術後に発覚
ワシントン(CNN) ジミー・カーター元米大統領(90)は12日、がんが体の複数の部位に転移していることが分かったと発表した。
カーター氏は今月初旬、肝臓の一部を切除する手術を受け、この時点では完全回復が見込めると診断されていた。しかし12日の発表では、手術の結果、他の部位でもがんが見つかったと告白した。
がんがどこから転移したのかは分かっていない。カーター氏の家系は膵臓(すいぞう)がんが多く、同氏の父親や兄弟姉妹も膵臓がんで命を落としている。母親は乳がんが後に膵臓に転移した。
カーター氏は2008年にCNNの番組で、「膵臓がんにかかれば確実に死ぬ」と話していた。
今後はアトランタにあるエモリー大学病院で治療を受け、17日の週にも詳しい病状を明らかにする意向。