ミスコン優勝者を訴追、白血病装い金集め 米ペンシルベニア
(CNN) 米国でミス・ペンシルベニアに選ばれた女が、白血病にかかっている振りをして周囲をだまし、多額の寄付金を集めていたとして訴追されたことが13日までに分かった。
調べによると、ブランディ・リー・ウィーバーゲイツ容疑者は2013年3月、慢性リンパ球性白血病と診断されたと周囲に思い込ませ、以後、治療代に宛てるためとする募金運動を展開してきた。直近では今年4月のイベントで1万4000ドル(約174万円)を集めていたという。
同容疑者は親類に車を運転させてメリーランド州ボルティモアのジョンズ・ホプキンス大学病院に連れて行ってもらい、親類はロビーで何時間も待たせておいて、自分は病院内の別の場所で過ごしていたとされる。
警察は匿名の通報を受けて捜査に乗り出し、同容疑者に白血病の治療を受けた形跡がないことを突き止めた。同容疑者が計画的に周囲の人をだまし、自分を白血病だと信じ込ませたと見て調べている。
ウィーバーゲイツ容疑者は窃盗などの容疑で勾留されており、17日の週にも出廷する。
ミスコン主催者は事態を重く見て、同容疑者からミス・ペンシルベニアのタイトルを剥奪(はくだつ)すると発表した。